隠岐の島ウルトラマラソン2012

|
今年前半の大イベント(個人的に)【隠岐の島ウルトラマラソン】100キロにチャレンジしてきました。
結果は60キロ地点でリタイヤ。

去年から引きずっている右足捻挫の後遺症。
4月~左足足底筋膜炎。
トレーニング不足。
いろいろ原因はあるのですが・・・

すべて自分の責任。

たぶん、今回のレースコンディションは天候にしても、応援にしても、途中の補給食にしても、シューズ選択も、靴下の選択も・・最高に良かった。
自分のコンディションだけが間に合わず、結果リタイヤになってしまいました。

リタイヤした時は、もう駄目だと思ってリタイヤしたのに、時間が経つと共に、
もう少し頑張れたのでは。
後悔の念が膨らんできます。
終わった事とはいえ忘れられない。
鶯の声が、青空が、風が、労いの声が、目を閉じると浮かんでくる・・・

筋肉痛も楽になり、また走り始めることになると思いますが、
今回の経験は物凄く良い経験になったと思います。

隠岐の島ウルトラ60キロまで-------------

2:30起床。
3:30朝食。緊張の為か、ご飯が喉を通らず、お味噌汁をかけて、どうにか胃の中へ。
4:30スタートラインへ。共にゴールを目指すランナーさんと談笑しながら、緊張とともに楽しい時間を過ごす。
5:00スタート前に痛み止めを飲み、ゴールを目指してスタートした。

20120617a.jpg
20120617b.jpg

ヒンヤリとした空気の中、朝早くから沿道には応援の旗が揺れていた。ウルトラのスタートらしく、ゆっくりとしたスピードでみんな走りだした。久しぶりに走れた(1週間ぶり)感触を楽しみながら、気持ち良く走りだした。2キロ地点で時計を見ると13分30秒、もう少しゆっくりでも良いかな?と思いながらも周りのペースと共に気づくとキロ6分15秒くらいで4キロを通過。
早いよね、早いね、周りのランナーが話している。確かに予定のペースより早い。

4.5キロ過ぎから急な登坂が始まった。かなり登った感じがしたが、【まだまだこれからだよ】隠岐経験者のランナーさんから声がかかり、苦笑い。まだ余裕があった。

その後、アップダウンを繰り返しながら、景色の良い隠岐路を走った。相変わらず沿道には沢山の応援があった。【ありがとうございます】ではなく、【おはようございます】を言いながら、まだ6時くらいなんだなぁ~これから長いぞ!!まだ余裕。

いろんなランナーさんとお喋りしたり、励ましあったりして走った。めっちゃ楽しかった。まだまだ余裕。足底筋の痛みもあまり感じなかった。

でも、悪夢は突然来た。アレッと思った瞬間にいきなり来た。左足前腿がいきなり攣った。前腿のストレッチをしようとしたら、脹脛が攣ってしまい、集落の沿道応援の中、立ち止まってしまった。追い越していくランナーの方が声をかけくれる。家の戻って消炎スプレーを取りに行こうとしてくれる島民の方。有難かった・・でも、立ったまんま、しばらくしているとなんとなく脚が落ち着いてきた。
気を取り直して、再スタート。【頑張れ!!】の声援を受けて、ちょっと元気になって走りだした。

でも、次は20キロ手前の山道の下り坂で両足前腿が攣り、思わず座り込んでしまった。前腿のストレッチをしようとしたら、また脹脛が攣ってしまい、脚全体が固まってしまい、手の施しようがなく、しばらく深呼吸しながら脚を投げ出して休んでいた。
追い越していくランナーの方が、【救護呼びましょうか?】【大丈夫か?】声をかけてくれる。【大丈夫です】と声にしたものの、この山道でリタイヤかなと本気で思った。まだ20キロ走ってないよな・・なんて考えながら。
かすかに子供の声がした。きっともう少し走ればエイドがある。立ち上がることが出来るようになったので、ゆっくり歩きながら坂道を下る。予想通り、エイドがあった。ここで、塩とジェルを補給。ランナーの方から、【ゆっくり走っていれば脚の痙攣は治まるから、おかしいと思ったら、止まらずにスピードを落として走り続けなさい】とのアドバイス。
このアドバイスが私を60キロまで導いてくれた。ずっとずっと復唱して走り続けた。

隠岐の島のコースは、アップダウンが常にあり、上り坂の時はペースを落とすか、歩く。下り坂の時にスピードアップして走る。でも、私の場合は、上り坂の時に走って、下り坂はゆっくり走る。これの繰り返し。

このころになると既に周りにランナーは、まばらになってきて、前後の差がだいぶ空いている。
26キロ過ぎから一番長い坂道に差し掛かる。沿道には沢山の応援があって、めちゃ心強かった。しかも、私の名前を叫んでいる!!ふと見ると、島民の皆さんが大会パンフレットを見ながら、応援している。ゼッケンと名前を調べて、私の名前を呼んでくれている。

坂道の上がエイドになっている所では、中学生が下ってきて一緒に走ってくれた。坂の上から大きな声で応援してくれていた。

山道を下るとき、空を見上げたら、青空と白い雲、まっすぐ伸びた緑の杉がとっても綺麗だった。

走っている道路の脇を、小川が流れていた。

鶯や野鳥の声がやけに澄んで聞こえていた。

40キロを超える。まだ走れている。ゆっくりだけど前に進んでいる。足を引きずりながら、歩いているランナーに声をかけながら抜いていく。【頑張ってくださいね】反対に励まされる。
このコミュニケーションもウルトラならではなのかな??

平坦な道になり、遠くにランナーの列が見える。でも、そのランナーとは反対の方向へどんどん誘導される。不安になりながらも、誘導されるがまま走ると、いきなりレストステーションに着いた。48.5キロまで来た。
関門制限時間30分前。着替えて、そうめん食べて、トイレ行って、コーラ飲んで、痛み止め飲んで、ジェル補給して。15分前にレストステーションを出発した。

しばらく平坦な道が続き、走りに余裕ができた。時間的には余裕がないけど。
57.6キロ関門を20分前に通過。一緒に走っているランナーさんから【ここから3つ峠を越えるよ】
心の動揺が脚に出た。ここから更に峠が3つ・・・気づくと道は上り坂になっていた。
次の関門まで12キロを2時間。普通に考えたら、余裕。
でも、普通じゃないこの上り坂。
上った先にはトンネルがあって、下り坂になる。

分かっているけど・・・私の脚には上り坂を走る余力はなく、歩き出す。たった1キロが15分くらいかかる。12キロは3時間。
上りきって、トンネル越えてエイドのところで、リタイヤしました。
下りを歩く筋力が無かった。気力が無かった。

エイドで休んでいると、トンネルの名前が目に付いた。【夢崎トンネル】
夢かぁ~いい名前のトンネルだな~
終わったなぁ~
鶯の声が聞こえた。
青空が見えた。
水をがぶ飲みした。
そして、頭から水をかけてもらった。

数人のランナーがエイドを越えていく。
しばらくすると、自転車に乗ったスタッフが【残り3人です】

暗いトンネルにライトが見えた。ラストランナーとバイクと自転車が目の前を通り過ぎた。
頑張れ!!頑張れ!!
心の中で、応援した。

そして、迎えに来た車に乗ってラストエイドを後にした。

-------------------------------------

翌日、全身筋肉痛だったが、ゆっくり歩いて朝の隠岐を散歩した。
目の前に港が見え、遠くに赤い橋が見えた。
あの橋は、ゴールへの赤い架け橋。
あの橋を渡りたかった・・・・
足を引きずってでも渡りたかった・・・渡りたかった・・・・

来年はあの橋を渡りたい・・・絶対に渡ろう!!!
また挑戦するぞ★!隠岐の島ウルトラマラソン。

20120617.jpg



カレンダー

アーカイブ

ブレイン&トラストのブログオリジナルデザイン作成サービス
林順和サーフブログ
竹島宏 オフィシャルブログ P64Diary